天気検定2級

気象の基礎の予想問題・解説

天気検定2級(天気2級)の「気象の基礎」分野のオリジナル予想問題を22問、正解と解説つきで無料公開しています。登録なしで読めます。

※ 本サービスは各試験の実施団体とは関係のない非公式の学習サービスで、掲載問題は出題範囲に基づく独自作成(オリジナル)です。

この分野について

天気を読み解く前提となる、大気と気象要素の基礎を扱う分野です。

天気は気温・湿度・気圧・風などの気象要素で表されます。地球の大気は高さで層に分かれ、私たちが暮らし、天気が起こるのは一番下の対流圏です。

天気を動かすエネルギー源は太陽です。太陽から受ける熱の地域差や、暖かい空気が上昇し冷たい空気が下降する動きが、風や雲のもとになります。まずは“何が天気を作るのか”の全体像をつかむ分野です。

押さえておきたい用語

気温 / 湿度 / 気圧
天気を表す基本的な気象要素。
対流圏
地表に近く、雲や天気の変化が起こる大気の層。
太陽放射
太陽から届くエネルギー。天気を動かす源。
気圧
空気の重さによる圧力。高い/低いで天気が変わる。
上昇気流 / 下降気流
空気の上下の動き。雲や晴天に関わる。
気圧の差によって空気が動く現象。

学習のポイント

  • 気象要素の単位(℃・%・hPa など)に慣れる。
  • 「気圧の差が風を生む」など、要素どうしのつながりを意識する。

予想問題と解説(22問)

  1. 本試験・単一選択

    気温を正しく測るときの条件として最も適切なものはどれか。

    • 直射日光を当て、地面に近い高さで測る
    • 風通しをよくし、日陰で地上約1.5mの高さで測る 正解
    • 密閉した箱の中で測る
    • アスファルトの上で測る
    解説

    気温は、直射日光や地面からの照り返しを避け、風通しのよい日陰で地上約1.5mの高さで測るのが原則。百葉箱や強制通風式のよろい戸がこの条件を満たす。

  2. 本試験・単一選択

    晴れた日の1日の気温変化について、最高気温になるのはおおよそいつ頃か。

    • 正午ちょうど
    • 午後2時頃 正解
    • 日没直後
    • 真夜中
    解説

    地面が受け取る日射は正午頃に最大だが、地面や空気が暖まるには時間がかかるため、気温の最高は少し遅れて午後2時頃になることが多い。最低気温は日の出前後に現れる。

  3. 本試験・単一選択

    気圧の単位として天気予報で使われるものはどれか。

    • ヘクトパスカル(hPa) 正解
    • ミリメートル(mm)
    • ルクス(lx)
    • デシベル(dB)
    解説

    気圧はヘクトパスカル(hPa)で表す。標準的な地上気圧は約1013hPa。mmは降水量など、lxは照度、dBは音の大きさの単位。

  4. 本試験・単一選択

    標高が高い山の上では、ふもとに比べて気圧はどうなるか。

    • 高くなる
    • 低くなる 正解
    • 変わらない
    • 昼だけ高くなる
    解説

    気圧はその地点より上にある空気の重さで決まる。標高が高いほど上空の空気が少なくなるため、気圧は低くなる。高山で菓子袋がふくらむのはこのため。

  5. 本試験・単一選択

    風は気圧の観点からどのように吹くか。最も適切なものはどれか。

    • 気圧の低い方から高い方へ
    • 気圧の高い方から低い方へ 正解
    • いつも南から北へ
    • 気圧と関係なく吹く
    解説

    風は基本的に気圧の高い所から低い所へ向かって空気が動くことで生じる。等圧線の間隔が狭い(気圧差が大きい)ほど風は強い。

  6. 本試験・単一選択

    「北の風」といったとき、風について正しく説明しているものはどれか。

    • 北へ向かって吹く風
    • 北から吹いてくる風 正解
    • 北の空が晴れること
    • 北半球で吹く風
    解説

    風向はその風が「吹いてくる方向」で表す。「北の風」は北から南へ吹いてくる風のこと。

  7. 本試験・単一選択

    日本付近で、上空を西から東へ吹く強い風を何というか。

    • 貿易風
    • 偏西風 正解
    • 季節風
    • 海風
    解説

    中緯度の上空では偏西風(ジェット気流を含む)が西から東へ吹いている。このため日本付近の天気は西から東へ移り変わることが多い。

  8. 本試験・単一選択

    日本の天気が「西から東へ」変わりやすいのはなぜか。

    • 地球の自転が東向きだから
    • 上空の偏西風が西から東へ吹くから 正解
    • 太陽が東から昇るから
    • 海流が東へ流れるから
    解説

    高気圧や低気圧などの気圧系は、上空の偏西風に流されて西から東へ移動する。そのため天気も西の地域から順に変わっていくことが多い。

  9. 本試験・単一選択

    海に近い地域で、よく晴れた日の昼間に海から陸へ吹く風を何というか。

    • 陸風
    • 海風 正解
    • からっ風
    • やませ
    解説

    昼は陸の方が海より暖まりやすく、陸上で上昇気流が起きて気圧が下がるため、海から陸へ海風が吹く。夜は逆に陸から海へ陸風が吹く。

  10. 本試験・単一選択

    日本で季節をもたらす「季節風」について正しいものはどれか。

    • 夏は北西から、冬は南東から吹く
    • 夏は南東から、冬は北西から吹く 正解
    • 一年中同じ向きに吹く
    • 昼と夜で向きが変わる
    解説

    日本の季節風(モンスーン)は、夏は太平洋側から南東の風、冬はユーラシア大陸から北西の風が吹く。海陸の暖まりやすさの季節差が原因。

  11. 本試験・単一選択

    空全体を10としたとき、雲がどれくらいあれば「晴れ」とされるか(日本の天気の決め方)。

    • 雲量0のときだけ
    • 雲量1〜8のとき 正解
    • 雲量9〜10のとき
    • 雲量に関係なく決める
    解説

    日本では雲量(空を10とした雲の割合)が0〜1を「快晴」、2〜8を「晴れ」、9〜10を「くもり」とする。降水があればその天気が優先される。

  12. 本試験・単一選択

    「気温」と「湿度」の説明の組合せとして正しいものはどれか。

    • 気温=空気の湿り具合、湿度=空気の暖かさ
    • 気温=空気の暖かさ、湿度=空気の湿り具合 正解
    • どちらも空気の重さ
    • どちらも風の強さ
    解説

    気温は空気の暖かさ(温度)、湿度は空気に含まれる水蒸気の割合(湿り具合)を表す。別々のものさしで、蒸し暑さは両方が高いときに感じやすい。

  13. 本試験・単一選択

    太陽の高さ(南中高度)が一年で最も高くなり、昼が最も長くなる日はどれか。

    • 春分
    • 夏至 正解
    • 秋分
    • 冬至
    解説

    夏至は太陽の南中高度が最も高く、昼の長さが最も長い。冬至はその逆。春分・秋分は昼と夜の長さがほぼ等しい。

  14. 本試験・単一選択

    同じ気温でも、湿度が高いほど蒸し暑く感じるのはなぜか。

    • 汗が蒸発しにくく、体の熱が逃げにくいから 正解
    • 気圧が上がるから
    • 風が強くなるから
    • 紫外線が増えるから
    解説

    湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、蒸発による体の冷却(気化熱で熱を奪う働き)が進まないため、同じ気温でも暑く感じる。

  15. 本試験・単一選択

    等圧線の間隔が「狭い」ところでは、風の強さはどうなると考えられるか。

    • 弱い
    • 強い 正解
    • 無風
    • 関係ない
    解説

    等圧線の間隔が狭いほど、距離あたりの気圧差(気圧傾度)が大きく、風は強くなる。天気図で等圧線が混んでいる所は強風域。

  16. 本試験・単一選択

    快晴で風の弱い夜に、地面や物の温度が下がり気温が大きく下がる現象を何というか。

    • 放射冷却 正解
    • フェーン現象
    • ヒートアイランド
    • エルニーニョ
    解説

    雲がなく風が弱い夜は、地面の熱が赤外線として宇宙へ逃げやすく(放射冷却)、気温が大きく下がる。冬の朝の冷え込みや遅霜の一因。

  17. 本試験・単一選択・図版

    図は、よく晴れた日の気温の1日の変化を表している。気温が最も低くなるのはおよそいつ頃か。

    気温時刻61218
    • 真夜中(0時ごろ)
    • 明け方(日の出前ごろ) 正解
    • 正午ごろ
    • 夕方(18時ごろ)
    解説

    晴れた日は夜の間じゅう放射冷却で気温が下がり続け、日の出前後に最低となる。日射で暖まった気温の最高は午後2時頃に現れる。

  18. 本試験・単一選択・図版

    図は、よく晴れた日の昼における海岸付近の空気の流れを模式的に表したものである。地上で海から陸へ吹くこの風を何というか。

    海風
    • 海風 正解
    • 陸風
    • 偏西風
    • 季節風
    解説

    昼は陸が海より暖まりやすく、陸上で上昇気流が生じて気圧が下がるため、海から陸へ海風が吹く。夜は逆に陸から海へ陸風が吹く。

  19. 本試験・単一選択・図版

    図はA・B2地点付近の等圧線を表している。風がより強く吹くと考えられるのはどちらか。

    AB
    • A(等圧線の間隔が狭い) 正解
    • B(等圧線の間隔が広い)
    • どちらも同じ
    • 風は等圧線と無関係
    解説

    等圧線の間隔が狭いほど、距離あたりの気圧差(気圧傾度)が大きく、風は強い。天気図で等圧線が混んでいる所は強風域と読める。

  20. 本試験・単一選択・図版

    図は、日本のある地点の1年間の月平均気温の変化を表している。気温が最も高くなるのはおよそ何月頃か。

    気温1712
    • 1月ごろ
    • 4月ごろ
    • 8月ごろ 正解
    • 11月ごろ
    解説

    日本では日射が最も強いのは夏至(6月下旬)だが、地面や海が暖まるのに時間がかかるため、月平均気温の最高は少し遅れて8月ごろになる。最も低いのは1月ごろ。

  21. 本試験・単一選択・図版

    図は、同じ場所での夏至(A)と冬至(B)の太陽の通り道を表している。正午(南中)の太陽の高さが高いのはどちらか。

    A 夏至B 冬至西
    • A(夏至) 正解
    • B(冬至)
    • どちらも同じ
    • 日によって逆転する
    解説

    夏至は太陽の南中高度が一年で最も高く、昼も最も長い。冬至は南中高度が最も低く昼が短い。南中高度が高い夏ほど地面が受け取る日射が強くなる。

  22. 本試験・単一選択・図版

    図は、よく晴れた夜の海岸付近の空気の流れである。地上で陸から海へ吹くこの風を何というか。

    陸風
    • 陸風 正解
    • 海風
    • 偏西風
    • フェーン
    解説

    夜は陸の方が海より冷えやすく、陸上で気圧が高まるため、陸から海へ陸風が吹く。昼はこの逆で、暖まった陸へ海から海風が吹く。

続きを解いて実力チェック 無料登録で練習モード・本番モード・弱点分析が使えます →