天気検定2級(天気2級)の「気象の基礎」分野のオリジナル予想問題を22問、正解と解説つきで無料公開しています。登録なしで読めます。
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天気を読み解く前提となる、大気と気象要素の基礎を扱う分野です。
天気は気温・湿度・気圧・風などの気象要素で表されます。地球の大気は高さで層に分かれ、私たちが暮らし、天気が起こるのは一番下の対流圏です。
天気を動かすエネルギー源は太陽です。太陽から受ける熱の地域差や、暖かい空気が上昇し冷たい空気が下降する動きが、風や雲のもとになります。まずは“何が天気を作るのか”の全体像をつかむ分野です。
気温を正しく測るときの条件として最も適切なものはどれか。
気温は、直射日光や地面からの照り返しを避け、風通しのよい日陰で地上約1.5mの高さで測るのが原則。百葉箱や強制通風式のよろい戸がこの条件を満たす。
晴れた日の1日の気温変化について、最高気温になるのはおおよそいつ頃か。
地面が受け取る日射は正午頃に最大だが、地面や空気が暖まるには時間がかかるため、気温の最高は少し遅れて午後2時頃になることが多い。最低気温は日の出前後に現れる。
気圧の単位として天気予報で使われるものはどれか。
気圧はヘクトパスカル(hPa)で表す。標準的な地上気圧は約1013hPa。mmは降水量など、lxは照度、dBは音の大きさの単位。
標高が高い山の上では、ふもとに比べて気圧はどうなるか。
気圧はその地点より上にある空気の重さで決まる。標高が高いほど上空の空気が少なくなるため、気圧は低くなる。高山で菓子袋がふくらむのはこのため。
風は気圧の観点からどのように吹くか。最も適切なものはどれか。
風は基本的に気圧の高い所から低い所へ向かって空気が動くことで生じる。等圧線の間隔が狭い(気圧差が大きい)ほど風は強い。
「北の風」といったとき、風について正しく説明しているものはどれか。
風向はその風が「吹いてくる方向」で表す。「北の風」は北から南へ吹いてくる風のこと。
日本付近で、上空を西から東へ吹く強い風を何というか。
中緯度の上空では偏西風(ジェット気流を含む)が西から東へ吹いている。このため日本付近の天気は西から東へ移り変わることが多い。
日本の天気が「西から東へ」変わりやすいのはなぜか。
高気圧や低気圧などの気圧系は、上空の偏西風に流されて西から東へ移動する。そのため天気も西の地域から順に変わっていくことが多い。
海に近い地域で、よく晴れた日の昼間に海から陸へ吹く風を何というか。
昼は陸の方が海より暖まりやすく、陸上で上昇気流が起きて気圧が下がるため、海から陸へ海風が吹く。夜は逆に陸から海へ陸風が吹く。
日本で季節をもたらす「季節風」について正しいものはどれか。
日本の季節風(モンスーン)は、夏は太平洋側から南東の風、冬はユーラシア大陸から北西の風が吹く。海陸の暖まりやすさの季節差が原因。
空全体を10としたとき、雲がどれくらいあれば「晴れ」とされるか(日本の天気の決め方)。
日本では雲量(空を10とした雲の割合)が0〜1を「快晴」、2〜8を「晴れ」、9〜10を「くもり」とする。降水があればその天気が優先される。
「気温」と「湿度」の説明の組合せとして正しいものはどれか。
気温は空気の暖かさ(温度)、湿度は空気に含まれる水蒸気の割合(湿り具合)を表す。別々のものさしで、蒸し暑さは両方が高いときに感じやすい。
太陽の高さ(南中高度)が一年で最も高くなり、昼が最も長くなる日はどれか。
夏至は太陽の南中高度が最も高く、昼の長さが最も長い。冬至はその逆。春分・秋分は昼と夜の長さがほぼ等しい。
同じ気温でも、湿度が高いほど蒸し暑く感じるのはなぜか。
湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、蒸発による体の冷却(気化熱で熱を奪う働き)が進まないため、同じ気温でも暑く感じる。
等圧線の間隔が「狭い」ところでは、風の強さはどうなると考えられるか。
等圧線の間隔が狭いほど、距離あたりの気圧差(気圧傾度)が大きく、風は強くなる。天気図で等圧線が混んでいる所は強風域。
快晴で風の弱い夜に、地面や物の温度が下がり気温が大きく下がる現象を何というか。
雲がなく風が弱い夜は、地面の熱が赤外線として宇宙へ逃げやすく(放射冷却)、気温が大きく下がる。冬の朝の冷え込みや遅霜の一因。
図は、よく晴れた日の気温の1日の変化を表している。気温が最も低くなるのはおよそいつ頃か。
晴れた日は夜の間じゅう放射冷却で気温が下がり続け、日の出前後に最低となる。日射で暖まった気温の最高は午後2時頃に現れる。
図は、よく晴れた日の昼における海岸付近の空気の流れを模式的に表したものである。地上で海から陸へ吹くこの風を何というか。
昼は陸が海より暖まりやすく、陸上で上昇気流が生じて気圧が下がるため、海から陸へ海風が吹く。夜は逆に陸から海へ陸風が吹く。
図はA・B2地点付近の等圧線を表している。風がより強く吹くと考えられるのはどちらか。
等圧線の間隔が狭いほど、距離あたりの気圧差(気圧傾度)が大きく、風は強い。天気図で等圧線が混んでいる所は強風域と読める。
図は、日本のある地点の1年間の月平均気温の変化を表している。気温が最も高くなるのはおよそ何月頃か。
日本では日射が最も強いのは夏至(6月下旬)だが、地面や海が暖まるのに時間がかかるため、月平均気温の最高は少し遅れて8月ごろになる。最も低いのは1月ごろ。
図は、同じ場所での夏至(A)と冬至(B)の太陽の通り道を表している。正午(南中)の太陽の高さが高いのはどちらか。
夏至は太陽の南中高度が一年で最も高く、昼も最も長い。冬至は南中高度が最も低く昼が短い。南中高度が高い夏ほど地面が受け取る日射が強くなる。
図は、よく晴れた夜の海岸付近の空気の流れである。地上で陸から海へ吹くこの風を何というか。
夜は陸の方が海より冷えやすく、陸上で気圧が高まるため、陸から海へ陸風が吹く。昼はこの逆で、暖まった陸へ海から海風が吹く。