天気検定2級(天気2級)の「大気と雲」分野のオリジナル予想問題を20問、正解と解説つきで無料公開しています。登録なしで読めます。
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雲や雨・雪がどうできるかを扱う分野です。天気の“部品”を理解します。
空気は水蒸気を含み、含める量には限界(飽和)があります。空気が上昇して冷えると、水蒸気が水滴や氷の粒に変わり(凝結)、それが集まって雲になります。
雲は形と高さで十種雲形に分類されます。雲の中で水滴や氷の粒が成長して落ちてくると、雨・雪・あられなどの降水になります。地表付近で凝結すれば霧です。“上昇→冷える→凝結”という流れが基本です。
空気が含むことのできる水蒸気の最大量(飽和水蒸気量)は、気温が高いほどどうなるか。
飽和水蒸気量は気温が高いほど多くなる。だから暖かい空気ほど多くの水蒸気を含むことができ、冷えると水滴(雲・露)になりやすい。
雲ができる基本的な仕組みとして最も適切なものはどれか。
空気のかたまりが上昇すると膨張して温度が下がり、含みきれなくなった水蒸気が細かい水滴や氷の粒になって雲ができる。上昇気流のある所で雲が発達する。
晴れた日によく見られ、綿のようにもこもことした、底が平らな雲はどれか。
積雲はわた雲とも呼ばれ、日中の上昇気流でできるもこもことした雲。発達すると積乱雲(入道雲)になる。巻雲は上層のすじ雲。
夏によく発達し、雷やにわか雨・ひょうをもたらす、垂直に大きく伸びた雲はどれか。
積乱雲(入道雲・雷雲)は強い上昇気流で垂直に発達し、雷雨・突風・ひょうをもたらす。局地的な大雨(ゲリラ豪雨)の原因にもなる。
空の高いところ(上層)にでき、氷の粒からなるはけではいたようなすじ状の雲はどれか。
巻雲はおよそ5〜13kmの上層にでき、氷の粒でできたすじ状の雲。上層雲には巻雲・巻積雲・巻層雲がある。
空一面をおおい、長い時間しとしとと雨を降らせる、暗い灰色の雲はどれか。
乱層雲(あま雲)は空をおおって連続的な雨や雪を降らせる。積乱雲の激しいにわか雨とは違い、広い範囲で長時間降るのが特徴。
「うろこ雲」「いわし雲」とも呼ばれ、秋によく見られる小さな雲のかたまりが群れた雲はどれか。
巻積雲はうろこ雲・いわし雲・さば雲とも呼ばれる上層の雲。秋の空でよく見られる。「うろこ雲が出ると天気が下り坂」ということわざもある。
霧(きり)ができる仕組みとして最も適切なものはどれか。
霧は地表付近の空気が露点まで冷やされ、水蒸気が細かい水滴になって浮かんだもの。雲と同じ現象が地面近くで起きたものといえる。放射冷却の朝などに発生しやすい。
空気が含む水蒸気が凝結し始める温度を何というか。
露点(露点温度)は、その空気を冷やしていったときに水蒸気が飽和して水滴(露)ができ始める温度。露点が高いほど空気は多くの水蒸気を含んでいる。
冬の寒い朝、窓ガラスの内側に水滴がつく「結露」が起きるのはなぜか。
暖かく湿った室内の空気が、外気で冷えた窓ガラスに触れて露点以下に冷やされ、水蒸気が水滴になる(結露)。空気が冷えると含める水蒸気が減るために起こる。
雨と雪の違いを生むおもな要因として最も適切なものはどれか。
雲の中でできた氷や雪の結晶が、落下する途中や地表付近の気温によって、とけて雨になるか、とけずに雪のまま降るかが決まる。地上気温が目安として使われる。
雲をつくる粒について正しいものはどれか。
雲は、目に見えるほど小さな水滴や氷の粒(雲粒)が多数集まったもの。これらが集まって大きく重くなると、雨や雪として落ちてくる。
空気が山にぶつかって斜面を上昇するとき、風上側の山腹で起こりやすいことはどれか。
山にぶつかった空気は斜面を上昇して冷え、雲ができて雨(地形性の降水)を降らせやすい。逆に山を越えて下る風下側では乾いて晴れやすくなる。
空にかかる「虹」ができるおもな原因はどれか。
虹は、太陽の光が空気中の水滴で屈折・反射する際に、色(波長)ごとに曲がり方が違うために分かれて見える。太陽を背にした側の空に見える。
「飛行機雲」ができやすいのはどのような上空か。
飛行機雲は、エンジンの排気に含まれる水蒸気が、湿って気温の低い上空で凝結・凍結してできる。飛行機雲が長く残るときは上空が湿っており、天気下り坂の目安ともいわれる。
同じ体積の空気に含むことのできる水蒸気の最大量(飽和水蒸気量)と気温の関係を、正しく表しているものはどれか。
飽和水蒸気量は気温が高いほど大きくなる(曲線的に増える)。暖かい空気ほど多くの水蒸気を含めるため、冷えると水滴となって雲や霧、結露が生じる。
図は雲ができる高さをおおまかに3つの層に分けたものである。最も高い「上層」にできる代表的な雲はどれか。
上層(約5〜13km)には氷の粒からなる巻雲・巻積雲・巻層雲ができる。積乱雲は下層から上層まで垂直に発達する雲で、層雲・乱層雲は低い所にできる。
図は、空気が含むことのできる水蒸気の最大量(飽和水蒸気量)と気温の関係を表す曲線である。曲線が示していることとして正しいものはどれか。
飽和水蒸気量は気温が高いほど大きくなり、曲線は右上がり(右へ行くほど急)になる。暖かい空気ほど多くの水蒸気を含め、冷えると水滴になって雲・霧・結露が生じる。
図は、よく晴れた日の気温(実線)と湿度(破線)の1日の変化を表している。気温が最も高くなる昼過ぎに、湿度はどうなっているか。
飽和水蒸気量は気温が高いほど大きいため、空気中の水蒸気量があまり変わらなければ、気温が上がる昼過ぎに湿度は下がる。気温と湿度は1日の中でおおむね逆に動く。
図のように垂直に大きく発達し、上部が横に広がって「かなとこ」形になった雲がある。この雲の名前はどれか。
上部がかなとこ状に広がるほど発達した雲は積乱雲(雷雲)。強い上昇気流で対流圏の上端まで達し、雷・突風・ひょう・短時間の激しい雨をもたらす。