天気検定2級(天気2級)の「観測と予報」分野のオリジナル予想問題を18問、正解と解説つきで無料公開しています。登録なしで読めます。
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天気をどう観測し、どうやって予報するのかを扱う分野です。
気象は、地上の観測やアメダス、上空を測る高層観測、広く監視する気象衛星や気象レーダーなど、さまざまな手段で観測されます。これらのデータが予報のもとになります。
集めたデータをコンピュータで計算し(数値予報)、予報官が判断して天気予報が作られます。予報は「降水確率」などの言葉で表され、その意味や天気記号の読み方も問われます。
全国約1,300か所で降水量・気温・風・日照などを自動で観測する、気象庁の地域気象観測システムを何というか。
アメダスは全国に配置された無人の自動観測システムで、降水量・気温・風向風速・日照時間などをこまめに観測している。局地的な気象の把握に役立つ。
宇宙から雲の様子などを広い範囲で観測する、日本の静止気象衛星の名前はどれか。
「ひまわり」は日本の静止気象衛星で、雲画像などから台風や前線の動きを広域で監視する。可視画像・赤外画像・水蒸気画像などが使われる。
電波を使って雨や雪の分布・強さをリアルタイムで観測する機器はどれか。
気象レーダーは電波を発射し、雨や雪の粒からの反射をとらえて降水の位置や強さを観測する。短時間の降水予測(ナウキャスト)にも使われる。
気球に観測機器を付けて飛ばし、上空の気温・湿度・気圧・風を測る観測機器を何というか。
ラジオゾンデは気球で上空へ飛ばし、高度ごとの気温・湿度・気圧・風を測って無線で地上へ送る。高層の大気の状態を知るのに欠かせない。
「降水確率60%」の正しい意味はどれか。
降水確率は、対象の地域と時間帯で1mm以上の雨(または雪)が降る確率を%で表したもの。雨の量や降る時間の長さを表すものではない。
現在の天気予報の中心となっている、物理法則をもとにコンピュータで大気の変化を計算する方法を何というか。
数値予報は、大気の状態を格子状のデータにして物理法則で将来を計算する方法。スーパーコンピュータで行われ、現代の天気予報の土台になっている。
天気予報を仕事として行うために必要な、気象庁が認める国家資格はどれか。
気象予報士は、気象庁の予報業務許可事業者などで予報を行うために必要な国家資格。1994年に制度が始まった。
「週間天気予報」で、予報が先の日ほど当たりにくくなるのはなぜか。
大気の状態はわずかな差が時間とともに拡大するため、先の予報ほど誤差が積み重なって不確実になる。週間予報では「信頼度」も合わせて示される。
気温を測るための、風通しがよく直射日光を防ぐ白い箱を何というか。
百葉箱は、よろい戸で風を通し、白色で日射を反射して直射日光を防ぐ構造の観測用の箱。中に温度計や湿度計を入れ、正しい気温・湿度を測る。
空気の湿り具合(湿度)を測るために、かわいた温度計とぬれた布を巻いた温度計の差を利用する器具はどれか。
乾湿計は、乾球温度計としめった布を巻いた湿球温度計の示す温度差から湿度を求める。湿度が低いほど水がよく蒸発して湿球の温度が下がり、差が大きくなる。
気象観測で「風向」を16方位などで表すのに対し、「風速」はふつう何で表すか。
風速は空気が1秒間に進む距離(メートル毎秒、m/s)で表すのが基本。ふつう10分間の平均をとる。瞬間的な強い風は最大瞬間風速で表す。
「天気予報」と「気象注意報・警報」の関係として最も適切なものはどれか。
天気予報は今後の天気の見通しを伝えるもの、注意報・警報は災害のおそれがあるときに注意・警戒を呼びかけるもので、役割が異なる。
気象衛星「ひまわり」の赤外画像が、夜でも雲を観測できるのはなぜか。
赤外画像は物体が出す赤外線(熱)の強さをとらえるため、太陽光のない夜でも雲を観測できる。温度の低い(高い所の)雲ほど白く写る。
桜の開花など、生物の様子から季節の進み具合を観測することを何というか。
生物季節観測は、桜の開花や紅葉などの動植物の様子を通して季節の進み具合や気候を知る観測。長年のデータは気候変化の把握にも役立つ。
「予報が外れる」ことがあるのはなぜか。最も適切な説明はどれか。
大気の変化は非常に複雑で、初めの状態のわずかな差が結果を大きく変える(カオス性)。観測やモデルにも限界があるため、予報には必ず不確実さが伴う。
雨量計が測る「降水量1mm」の意味として正しいものはどれか。
降水量は、降った雨が流れ去らずにその場にたまったと仮定したときの水の深さ(mm)で表す。1mmは1m四方に1Lの雨が降ったことに相当する。
図は天気図で風を表す記号(矢羽根)である。この記号がおもに表しているものの組合せはどれか。
風の記号は、矢の向き(軸の伸びる向き)で風向を、羽根(矢羽根)の数で風力を表す。長い羽根は風力が大きいことを示す。
図は、ある地点で吹いた風の向きごとの回数を、中心から棒の長さで表した「風配図」である(上が北)。この地点で最も多かった風向はどれか。
風配図では、棒が長い方向ほどその向きの風が多かったことを示す。図では北西の棒が最も長いので、最多風向は北西。冬の日本海側などで見られる傾向。