天気検定2級(天気2級)の「天気の変化」分野のオリジナル予想問題を45問、正解と解説つきで無料公開しています。登録なしで読めます。
※ 本サービスは各試験の実施団体とは関係のない非公式の学習サービスで、掲載問題は出題範囲に基づく独自作成(オリジナル)です。
日々の天気がなぜ移り変わるのかを扱う、天気検定の中心分野です(図の読み取りも多い)。
天気を大きく左右するのが高気圧と低気圧です。高気圧の中心付近は下降気流で晴れやすく、低気圧の付近は上昇気流で曇りや雨になりやすい傾向があります。性質の違う空気(気団)の境目が前線で、温暖前線・寒冷前線などの種類ごとに天気の変化が異なります。
日本付近では偏西風や、季節ごとの気団の入れ替わりで気圧配置が変わり、天気が周期的に移り変わります。天気図から高低気圧や前線を読み取り、この先の天気を推測する力が問われます。
図は、ある日の日本付近の地上天気図である。西日本を覆っている「H」が表すものと、その中心付近で予想される天気の傾向の組合せとして最も適切なものはどれか。
「H」は高気圧。中心付近は下降気流で雲ができにくく晴れやすい。逆に「L」(低気圧)付近は上昇気流で雲や雨になりやすい。
図の前線記号(直線に塗りつぶした三角形が並ぶ)が表す前線はどれか。
塗りつぶした三角形(▲)が並ぶのは寒冷前線。冷たい空気が暖かい空気の下へもぐり込みながら進む。温暖前線は半円(●)で表す。
図の前線記号(直線に半円が並ぶ)が表す前線はどれか。
半円(●)が並ぶのは温暖前線。暖かい空気が冷たい空気の上へゆるやかに乗り上げながら進み、通過後は気温が上がる。塗りつぶした三角形(▲)は寒冷前線。
図の前線記号(直線の片側に半円、反対側に三角形が並ぶ)が表す前線はどれか。
線の両側に半円(●)と三角形(▲)が交互・反対向きに並ぶのは停滞前線。暖気と寒気の勢力がつり合ってあまり動かず、長雨をもたらす。梅雨前線や秋雨前線が代表例。
寒冷前線が通過したあとの天気の変化として、最も起こりやすいものはどれか。
寒冷前線の通過後は、冷たい空気に入れかわるため気温が下がり、風向きが南寄りから北寄りに変わることが多い。通過時は積乱雲による短時間の激しい雨や突風を伴いやすい。
温暖前線が近づいてくるときの天気の移り変わりとして、最も典型的なものはどれか。
温暖前線は暖気が寒気の上をゆるやかに這い上がるため、乱層雲などによる広範囲の弱い雨が長く続き、通過すると暖かい空気に入れかわって気温が上がる。
天気図の「H」(高気圧)の中心付近で起きていることとして正しいものはどれか。
高気圧の中心付近では下降気流があり、雲ができにくいため晴れやすい。低気圧の中心付近は上昇気流で雲や雨ができやすい。
北半球の低気圧のまわりでは、地上の風はどの向きに吹き込むか。
北半球では、低気圧のまわりの地上の風は反時計回りに中心へ吹き込む。逆に高気圧のまわりは時計回りに吹き出す。地球の自転による転向力(コリオリの力)の影響。
性質のそろった空気の大きなかたまりを「気団」という。冬に日本へ寒く乾いた北西の季節風をもたらす気団はどれか。
冬はシベリア気団(寒冷・乾燥)が発達し、日本海側に雪、太平洋側に乾いた晴天をもたらす。夏は小笠原気団(高温・多湿)が優勢になる。
夏の日本に蒸し暑い晴天をもたらす、高温多湿の気団はどれか。
夏は高温多湿の小笠原気団(太平洋高気圧)が日本をおおい、蒸し暑い晴天が続く。南高北低の気圧配置になりやすい。
図のような、日本の西に高気圧(高)、東に低気圧(低)があり、南北にのびた等圧線が混んでいる気圧配置はどの季節に典型的か。
西に高気圧・東に低気圧の「西高東低」で、南北にのびた等圧線が混む気圧配置は冬型。強い北西の季節風が吹き、日本海側は雪、太平洋側は乾いた晴れになりやすい。
「夕焼けの次の日は晴れ」という言い伝えの根拠として、最も合っているものはどれか。
夕焼けは西の空が晴れているときに見える。日本の天気は西から東へ移るため、西が晴れていれば翌日も晴れることが多い、という経験則。
春や秋によく現れ、日本付近を西から東へ次々と通過して周期的に天気を変える高気圧を何というか。
春・秋は移動性高気圧と低気圧が交互に西から東へ通過し、天気が周期的に変わりやすい。移動性高気圧におおわれると穏やかに晴れる。
梅雨の時期に日本付近に長く停滞し、雨を降らせる前線を何というか。
梅雨前線は、南の暖かく湿った空気と北の冷たい空気の境目にできる停滞前線。日本付近に長く停滞して曇りや雨の日が続く。秋の同様の前線は秋雨前線。
寒冷前線が温暖前線に追いついてできる前線を何というか。
発達した低気圧では、動きの速い寒冷前線が温暖前線に追いついて閉塞前線ができる。閉塞すると低気圧はやがて衰えていくことが多い。
天気図で等圧線が示すものはどれか。
等圧線は気圧の等しい地点を結んだ線で、ふつう4hPaごとに引かれる。線の混み具合から風の強さ、閉じた形から高気圧・低気圧が読み取れる。
低気圧が近づいてくるとき、天気は一般にどうなりやすいか。
低気圧の中心付近や前線付近では上昇気流で雲が発達し、天気は下り坂(くもり・雨)になりやすい。高気圧におおわれると晴れやすい。
「朝虹は雨、夕虹は晴れ」といわれる理由として最も適切なものはどれか。
虹は太陽と反対側に見える。朝は東に太陽があり虹は西=これから来る雨雲を示し、夕は西に太陽があり虹は東=去っていく雨雲を示す。天気が西から変わることと合わせた経験則。
「猫が顔を洗うと雨」などの天気のことわざ・観天望気について、最も適切な説明はどれか。
観天望気(空や生き物の様子から天気を読む知恵)は経験則で、湿度変化などを反映して当たることもあるが、科学的に確実な予報ではない。現在は数値予報が主流。
天気図で、中心に向かって等圧線が閉じており「低」と書かれているものは何を表すか。
「低」は低気圧で、まわりより気圧が低い所。中心へ風が吹き込んで上昇気流を生み、雲や雨ができやすい。「高」は高気圧。
図の前線記号(直線の同じ側に、三角形と半円が交互に並ぶ)が表す前線はどれか。
三角形(▲)と半円(●)が同じ側に交互に並ぶのは閉塞前線。動きの速い寒冷前線が温暖前線に追いついてできる。閉塞すると低気圧はやがて衰える。
図は北半球の高気圧「高」のまわりの地上の風を矢印で表したものである。高気圧のまわりの地上の風の吹き方として正しいものはどれか。
北半球では、高気圧のまわりの地上の風は時計回りに中心から外へ吹き出す。中心付近は下降気流で晴れやすい。低気圧はこの逆で、反時計回りに中心へ吹き込む。
図は北半球の低気圧「低」のまわりの地上の風を矢印で表したものである。低気圧のまわりの地上の風の吹き方として正しいものはどれか。
北半球では、低気圧のまわりの地上の風は反時計回りに中心へ吹き込む。集まった空気は上昇気流となり、雲や雨ができやすい。高気圧はこの逆。
図は前線付近の空気の断面を模式的に表したもので、冷たい空気が暖かい空気の下にもぐり込み、境目に背の高い雲が発達している。この前線と天気の組合せとして最も適切なものはどれか。
冷たい空気が暖かい空気を急激に押し上げる断面は寒冷前線。背の高い積乱雲が発達し、短時間の激しい雨や雷・突風を伴い、通過後は気温が下がる。温暖前線はゆるやかに乗り上げ、広範囲の弱い雨が長く続く。
図のように、日本の南に高気圧(高)、北に低気圧(低)があり、等圧線がほぼ東西にのびる気圧配置はどの季節に典型的か。
南に高気圧・北に低気圧の「南高北低」は夏型の気圧配置。太平洋高気圧に覆われて蒸し暑い晴天が続き、南寄りの季節風が吹く。冬は逆の「西高東低」。
図のように、日本付近に東西にのびる停滞前線(半円と三角が交互に反対向き)がかかり、南に高気圧がある。この前線が長く居座る時期を何というか。
日本付近に停滞前線が東西に長く居座り、南の高気圧(太平洋高気圧)から暖かく湿った空気が流れ込むのは梅雨。曇りや雨の日が続く。秋の同様の前線は秋雨前線。
図は前線付近の断面で、暖かい空気が冷たい空気の上をゆるやかにはい上がり、広く平らな雲が水平に広がっている。この前線と天気の組合せとして最も適切なものはどれか。
暖気がゆるやかに乗り上げる断面は温暖前線。乱層雲など広く平らな雲が発達し、弱い雨が広範囲で長く続く。通過後は暖かい空気に入れかわる。急な激しい雨は寒冷前線。
図は、中心「低」から西側に三角形の前線、東側に半円の前線をのばした低気圧の平面図である。このように温暖前線と寒冷前線の両方を伴う低気圧を何というか。
温暖前線と寒冷前線の両方を伴うのは温帯低気圧。中緯度で暖気と寒気の境目に発生し、日本付近を西から東へ通過して天気を崩す。台風(熱帯低気圧)は前線を伴わない。
図は同心円状の等圧線に気圧の値をつけたものである。中心に近いほど数値が大きい(1020hPa)。この中心は何を表すか。
中心に近いほど気圧が高い(まわりより気圧が高い)ので、この中心は高気圧。逆に中心ほど気圧が低ければ低気圧。等圧線はふつう4hPaごとに引かれる。
図のように、日本列島が移動性高気圧(高)にすっぽり覆われている。このときの天気として最も適切なものはどれか。
高気圧に覆われると中心付近は下降気流で雲ができにくく、穏やかに晴れる。春・秋は移動性高気圧と低気圧が交互に通り、高気圧に覆われた日は行楽日和になりやすい。
図は2025年3月1日09時の地上天気図である。日本付近を広くおおっている「H」の下で予想される天気の傾向として最も適切なものはどれか。
「H」は高気圧。中心付近は下降気流で雲ができにくく、穏やかに晴れやすい。この日は暖かい空気も入り、各地で気温が上がった。
図の2025年3月5日09時のように、日本の南岸を前線や低気圧(南岸低気圧)が通過するとき、冬の終わりの関東甲信の内陸などで起こりやすいことはどれか。
南岸低気圧は関東などに雨や雪をもたらす。上空や地表の気温が低いと平地でも積雪することがあり、大雪になる年もある。
図の2025年3月7日09時は、西に高気圧・東に低気圧があり、等圧線が南北にのびて混んでいる。この気圧配置を何と呼ぶか。
西高東低で南北にのびた等圧線が混む配置は冬型。強い北西の季節風が吹き、日本海側で雪、太平洋側は乾いた晴れになりやすい。
図は2025年5月2日09時の天気図で、本州の南に前線をともなう低気圧がある。前線や低気圧が近づく地域の天気は一般にどうなりやすいか。
前線や低気圧の付近では上昇気流で雲が発達し、くもりや雨になりやすい。この日は太平洋側で激しい雨となった。
図の2025年5月7日09時は、日本列島が高気圧にすっぽり覆われている。春や秋に、このように西から東へ移動して穏やかな晴天をもたらす高気圧を何というか。
春・秋に日本付近を西から東へ移動する高気圧を移動性高気圧という。覆われると穏やかに晴れ、行楽日和になりやすい。
図の2025年8月3日09時のように、真夏に日本の広い範囲が背の高い高気圧に覆われた。このとき予想される天気として最も適切なものはどれか。
夏に太平洋高気圧に覆われると、下降気流で晴れて日射が強まり、気温が上がって猛暑になりやすい。この日は全国で猛暑日が多数となった。
図は2025年10月2日09時の天気図で、日本の広い範囲が高気圧に覆われている。秋にこの気圧配置になったときの天気として最も適切なものはどれか。
秋に移動性高気圧に覆われると、乾いた空気で空が澄み、さわやかな秋晴れになりやすい。この日は各地でススキの開花も伝えられた。
図は2025年1月4日09時の天気図で、西高東低の強い冬型となり日本海側では大雪となった。このとき、太平洋側(関東など)の天気は一般にどうなりやすいか。
冬型が強まると、日本海側では雪雲が発達して大雪になる一方、山を越えて乾いた空気が吹き下りる太平洋側は乾燥した晴れになりやすい。
図の2025年2月2日09時のように、冬に本州の南岸を東へ進み、関東などに雨や雪を降らせる低気圧を何というか。
冬に本州の南岸を東進する低気圧を南岸低気圧という。関東の内陸や山沿いを中心に、上空の気温が低いと雪になり、大雪となることもある。
図の2025年6月5日09時は、梅雨の時期に日本の広い範囲が高気圧に覆われて晴れた。梅雨の間にこうして一時的に晴れる期間を何というか。
梅雨の間に一時的に高気圧に覆われて晴れる期間を「梅雨の中休み」という。梅雨明けとは異なり、その後また前線が戻って雨の日が続く。
図の2025年6月7日09時のように、6月ごろ日本の南に東西にのびて停滞し、長雨をもたらすこの前線を何というか。
6月ごろ日本付近に停滞して長雨をもたらす前線を梅雨前線という。暖かく湿った空気と冷たい空気の境目にできる停滞前線で、大雨の原因になる。
図の2025年9月1日09時は、9月に入っても太平洋高気圧に覆われ、各地で猛暑日となった。立秋を過ぎても続くこうした暑さを何というか。
立秋を過ぎても続く暑さを残暑という。9月でも太平洋高気圧が強いと、最高気温35℃以上の猛暑日となることがある。
図の2025年9月8日09時のように、秋に日本付近に停滞して長雨をもたらす前線を何というか。
秋に日本付近に停滞して長雨をもたらす前線を秋雨前線という。梅雨前線と同じ停滞前線で、台風が近づくと大雨になりやすい。
図の2025年12月4日09時は西高東低の冬型となり、日本海側の山沿いを中心に雪、太平洋側は晴れとなった。初冬にこの気圧配置が強まると各地で観測される、その冬に初めて降る雪を何というか。
西高東低の冬型では日本海側で雪、太平洋側で乾いた晴れとなる。その冬に初めて降る雪を初雪といい、初冬に冬型が強まると各地で観測される。
図は2025年7月4日09時の天気図で、梅雨が明けたあと、日本の南から高気圧が張り出して概ね晴れ、各地で猛暑日となった。夏に日本を広く覆い、盛夏の暑さをもたらすこの高気圧を何というか。
夏は太平洋高気圧が日本を広く覆い、下降気流で晴れて気温が上がり猛暑日になりやすい。梅雨明け後の盛夏の主役となる高気圧。冬に発達するのはシベリア高気圧。