天気検定2級(天気2級)の「気象災害」分野のオリジナル予想問題を29問、正解と解説つきで無料公開しています。登録なしで読めます。
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気象がもたらす災害と、その備え・防災情報を扱う分野です。
台風は強い風と大雨をもたらし、進路や中心付近の危険性が問われます。近年は集中豪雨や線状降水帯による水害、大雪、雷、竜巻・突風なども重要なテーマです。
こうした危険に備えるため、気象庁は注意報・警報・特別警報などの防災情報を出します。どの現象にどんな危険があり、どの情報で行動すべきかを理解するのが、この分野の要です。
台風について正しく述べているものはどれか。
台風は中心ほど気圧が低く、そこへ向かって強い風が吹き込む。熱帯低気圧が発達したもので前線は伴わず、発生・接近は夏から秋に多い。
図のように同心円状に等圧線が密集し、中心の気圧が非常に低い気象現象として最も適切なものはどれか。
台風は同心円状に等圧線が密集し、中心ほど気圧が低い。中心へ向かって強い風が吹き込み、大雨・暴風・高潮をもたらす。等圧線の間隔が狭いほど風が強い。
台風について正しく述べているものはどれか。
台風は中心ほど気圧が低く、そこへ向かって強い風が吹き込む。熱帯の海上で発生した熱帯低気圧が発達したもので前線は伴わず、発生・接近は夏から秋に多い。
「熱帯低気圧」が発達して「台風」と呼ばれるのは、中心付近の最大風速がおよそどれくらいに達したときか。
日本では、熱帯低気圧のうち中心付近の最大風速がおよそ17.2m/s(風力8)以上になったものを台風と呼ぶ。
積乱雲が発達したときに起こりやすい気象災害の組合せとして、最も適切なものはどれか。
積乱雲は強い上昇気流を持ち、雷、突風(ダウンバースト)、ひょう、短時間の局地的大雨などをもたらす。竜巻を伴うこともある。
台風などで海面が異常に高くなり、沿岸部が浸水する災害を何というか。
高潮は、台風などの低い気圧による海面の吸い上げと、強風による海水の吹き寄せで海面が異常に高くなる現象。地震で起こる津波とは原因が異なる。
短時間に狭い範囲で猛烈な雨が降る「局地的大雨(いわゆるゲリラ豪雨)」のおもな原因はどれか。
局地的大雨は、大気の状態が不安定なときに急発達する積乱雲によって起こる。短時間で川や下水があふれ、アンダーパスの冠水などの被害を生む。
発達した積乱雲が次々と同じ場所を通過・停滞し、線状に伸びて大雨をもたらす降水域を何というか。
線状降水帯は、次々と発生する発達した積乱雲が列をなして同じ地域を通過・停滞し、数時間にわたり大雨を降らせる。近年、重大な水害の原因として注目されている。
雷が近づいてきたとき、身を守る行動として最も適切なものはどれか。
雷は高いものに落ちやすい。高い木の下は側撃雷の危険があり危ない。鉄筋の建物や自動車の中など、囲まれた安全な空間に避難するのがよい。
激しい上昇気流を伴う積乱雲の下で発生し、地上のものを巻き上げる激しい渦巻状の突風を何というか。
竜巻は発達した積乱雲に伴う激しい渦で、短時間に狭い範囲で建物や車を巻き上げるほどの被害を出す。積乱雲が近づき空が急に暗くなったら注意が必要。
冬に日本海側で大雪になりやすいのはなぜか。
冬の冷たい北西季節風が、暖かい日本海の上で大量の水蒸気を得て雪雲(筋状の雲)となり、山にぶつかって日本海側に大雪を降らせる。太平洋側は乾いて晴れる。
気象庁が「大雨警報」などの警報を発表する目的として最も適切なものはどれか。
警報は、重大な災害が起こるおそれがあるときに発表され、住民の早めの備えや避難を促す。より危険度が高い場合は「特別警報」が発表される。
気象情報で危険度が高い順に正しく並んでいるものはどれか。
危険度が高い順に「特別警報 > 警報 > 注意報」。注意報は災害のおそれ、警報は重大な災害のおそれ、特別警報は数十年に一度クラスの重大な危険を知らせる。
夏の高温時に体温調節がうまくいかず、めまいや頭痛などを起こす健康被害を何というか。
熱中症は高温多湿の環境で体温調節が追いつかず起こる。予防には水分・塩分の補給、涼しい場所での休息が重要。暑さ指数(WBGT)が目安に使われる。
大雨のとき、山のふもとや谷の出口で警戒すべき、土砂と水が一気に流れ下る災害はどれか。
土石流は、大雨で山の土砂が水とともに一気に流れ下る現象。土砂災害には土石流のほか、がけ崩れ・地すべりがある。土砂災害警戒情報に注意する。
台風の進路の右側(東側)で風が特に強くなりやすいのはなぜか。
台風は反時計回りに風が吹き込みながら移動するため、進行方向の右側では台風の風と移動方向の風が同じ向きに重なって強まりやすい(危険半円)。
図は北上する台風を上から見た模式図で、太い矢印は進行方向を表す。一般に風が特に強くなりやすいのは、進行方向に対してどちら側か。
台風は反時計回りに風が吹き込みながら進むため、進行方向の右側では台風自身の風と移動方向の風が同じ向きに重なって強まりやすい(危険半円)。
図は日本付近を通る台風の進路(点線)を表している。台風は日本付近ではおおむねどちらの向きに進みやすいか。
台風は初め貿易風で西寄りに進み、日本付近では上空の偏西風に流されて進路を北〜北東へ変える(転向)ことが多い。このため接近後は速度を上げて北東へ抜けやすい。
図は冬のある日のようすで、大陸から吹く冷たい北西の季節風が日本海の上を渡り、すじ状の雲となって日本列島に流れ込んでいる。この雲がおもにもたらす天気はどれか。
冬の北西季節風は暖かい日本海の上で大量の水蒸気を得て、すじ状の雪雲となる。これが山にぶつかって日本海側に雪を降らせ、山を越えた太平洋側は乾いて晴れる。
図の2025年5月4日09時ごろ、上空に寒気が入り、日中の気温上昇もあって大気の状態が不安定になった。このとき起こりやすい現象はどれか。
上空の寒気と地上付近の暖かい空気が重なると大気の状態が不安定になり、積乱雲が発達してにわか雨・雷雨・突風が起こりやすい。
図は2025年8月1日09時の天気図である。関東の南海上にある、同心円状に等圧線が密集し中心の気圧が非常に低い記号(STマーク)は何を表すか。
同心円状に等圧線が密集し中心ほど気圧が低いのは台風。中心へ強い風が吹き込み、大雨・暴風をもたらす。この日は台風第9号が関東に接近した。
図の2025年8月9日09時のように、日本付近に東西にのびる前線(半円と三角が交互に反対向きに並ぶ)がかかり、大雨となった。この前線はどれか。
半円と三角が交互に反対向きに並ぶのは停滞前線。暖気と寒気の勢力がつり合ってあまり動かず長雨をもたらす。次々と積乱雲が連なる線状降水帯による大雨も起きた。
図の2025年10月7日09時、日本の南海上で台風第22号が発達を続けていた(中心気圧970hPa)。一般に台風が発達すると、中心の気圧と風はどうなるか。
台風が発達すると中心の気圧はより低くなり、中心へ吹き込む風はいっそう強くなる。中心気圧が低い台風ほど勢力が強い。
図の2025年10月8日09時、非常に強い台風(中心気圧935hPa)が伊豆諸島に接近し、特別警報が発表された。台風の接近時に警戒すべきものの組合せとして最も適切なものはどれか。
強い台風の接近時は、暴風・大雨(土砂災害や洪水)・高潮に警戒が必要。特別警報は数十年に一度クラスの重大な危険を知らせる。
図は2025年11月1日09時の天気図で、日本の東で低気圧が急速に発達している(等圧線が混み合う)。このとき予想される天気として最も適切なものはどれか。
低気圧が急速に発達して等圧線が混み合うと、強い風(暴風)や大雨で大荒れになりやすい。この日は北日本を中心に記録的な大雨・暴風となった。
図の2025年6月8日09時のように梅雨前線が活発化すると、発達した積乱雲が次々と列をなして同じ地域を通過し、大雨をもたらすことがある。この降水域を何というか。
発達した積乱雲が列をなして同じ地域に次々と流れ込み、大雨を降らせる降水域を線状降水帯という。梅雨末期などに重大な水害を起こす。
図の2025年9月5日09時、台風第15号の中心が四国(愛媛県)付近に達した。台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸に達することを何というか。
台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達することを「上陸」という。上陸の前後は暴風・大雨・高潮に厳重な警戒が必要。
図の2025年12月1日09時のように、冬に低気圧が急速に発達しながら北日本に接近した。このとき北日本などで特に警戒すべき天気はどれか。
冬に低気圧が急速に発達すると、強い風(暴風)と雪が重なって暴風雪や大雪となり、吹雪で見通しがきかなくなることもある。
図の2025年7月1日09時のように、夏は高気圧に覆われても、強い日射で地面が暖まって大気の状態が不安定になると、内陸などで午後に発達した積乱雲が短時間の激しい雨を降らせることがある。このような夏の午後のにわか雨を何というか。
夏の午後、強い日射で大気が不安定になり、内陸などで発達した積乱雲がもたらす短時間の激しいにわか雨を夕立という。雷を伴うことも多い。