情報セキュリティマネジメント試験(SG)の「ネットワーク」分野のオリジナル予想問題を6問、正解と解説つきで無料公開しています。登録なしで読めます。
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セキュリティを理解する土台となる、通信の基本を扱う分野です。
インターネットの通信はTCP/IPという階層モデルで動きます。機器はIPアドレスで識別され、同じネットワークの範囲はサブネットで区切られます。名前とアドレスを対応づけるDNS、アドレスを自動配布するDHCP、プライベート/グローバルアドレスを変換するNATなどが基本の役者です。
Webの通信はHTTP、暗号化された通信はHTTPS(TLS)です。無線LANは電波が届く範囲に漏れるため、WPA2/WPA3などの暗号化が前提になります。攻撃も対策もネットワークの仕組みの上に成り立つので、ここが分かると他分野が読みやすくなります。
インターネットなどの公衆網上に,暗号化された仮想的な専用線を構築する技術はどれか。
正解イ。VPN(Virtual Private Network)は公衆網上に暗号化トンネルを作り安全に通信する。テレワークで社内ネットワークへ安全に接続する用途で使われる。
外部に公開するサーバを,インターネットと内部ネットワークの間に設けた緩衝地帯に配置するネットワーク構成を何というか。
正解ウ。DMZ(非武装地帯)は公開サーバを隔離して配置し,万一公開サーバが侵害されても内部ネットワークへの影響を抑える。
無線LANの通信を暗号化して保護するための規格はどれか。
正解エ。WPA2(やWPA3)は無線LANの暗号化規格。HTTP/FTP/SMTPはアプリケーション層のプロトコルで,それ自体は無線の暗号化ではない。
安全に利用するための対策として最も適切なものはどれか。
正解エ。公衆無線LANは盗聴のリスクがある。VPNで通信を暗号化してから社内システムに接続するのが適切。平文通信や暗号化なしの接続は危険。
OSI基本参照モデルにおいて,IPアドレスを用いて宛先ネットワークへ経路選択(ルーティング)を行う層はどれか。
正解イ。IPアドレスによるルーティングはネットワーク層(第3層)の役割。データリンク層はMACアドレスで同一セグメント内の転送,トランスポート層はポート番号でアプリ間の通信制御(TCP/UDP)を担う。
プライベートIPアドレスを持つ社内端末が,1つのグローバルIPアドレスを共有してインターネットと通信できるようにする技術はどれか。
正解ア。NAPT(IPマスカレード)はポート番号を併用して複数のプライベートIPアドレスを1つのグローバルIPアドレスに変換し,同時通信を可能にする。DHCPはIP自動割当,DNSは名前解決,ARPはIPからMACアドレスの解決。